Service 自分の本心を見つめ
本能を研ぎ澄ます森のリトリート はぐくむの森リフレクション

最後にゆっくり深呼吸をして、空をのんびり見上げて過ごしたのはいつだろう。
一人で、誰にも邪魔されずに、静寂な時間を自然の中で過ごしたのは、いつだろうか。

目まぐるしく過ぎる日々の中で、知らず知らず最短最速のスピード感に浸っている心と身体を、いつもの喧騒を離れ、自然の中に置いてみた時に何を感じるだろうか。どんな感覚、どんな感情が湧き上がってくるだろうか。 はぐくむの森のリフレクションでどんなことが起きるのか、どんなことを感じるのか。それはきっと人それぞれで、こういう風に感じて欲しい、こんな”答え”を持ち帰って欲しいというものもここにはありません。

ただただ共に森を歩き、語らったり、寝そべったり。一人静かな時間を過ごす中で、それぞれに立ち上がってくる感情や感覚をそのままに感じ合い、そのままに分かち合えたら嬉しく思います。

参考記事：「はぐくむ四季の森」の現場から

参加者の方の声
Q.はぐくむの森に参加をしようと思った背景は何ですか？

・会社経営をする中で、特に事業の方向性や人との関わり方で悩みをいくつか持っていました。これ以上自分では内省が深まらなかったので、はぐくむの森に参加して自分自身と向きあい、それらの問いを解消できることを期待していました。（20代会社経営者男性）

・今年に入って、「自分が考えるよい社会ってなんだろうか？」「自分が何か後世に残せるものがあるとしたら何を残したいだろうか？」という問いが立ち上がり、それにどう答えたらよいのかわからない自分がいたので、何かヒントが得られたらと思い参加しました。（30代部長クラス男性）

・転職を決め、仕事を最優先にせず自分の心の健康のために時間を使いたいと思ったタイミングで、凝り固まった思考や感情、自分ではどうにもならない自分の状態を誰かの力を借りてどうにかしたいと思いました。 日常から完全に離れて、数時間という短い時間ではなく、じっくりじっくりと自分の心と向き合える空間を期待していました。（20代一般社員女性）

Q.本イベントでの気づきや変化は何でしたか？

・自分たち以外には誰もいない静かな森。聞こえてくるのは自分たちの息遣いと足音、風の音とそれに揺られる葉っぱの音だけ。人生初の冬の森のため、恐怖心も多少ありましたが、それはすぐ心地よい気持ちよさに変わりました。 一人で森を歩き回った時間、深夜まで続いた仲間たちとの対話の時間を通して、今自分の感じている会社に対する違和感により気付けることができました。また自分の実現したい世界観・理想とする組織像や価値観・今後の進み方の方針もより明確になりました。 それらは自分１人では、いつもいる会議室では絶対たどり付けない深さの気づきでしたので、本当に参加してよかったです。

・初めての森は、自分が行きたい行先もわからず、遠くへ行って元の場所に戻れるかが不安で、少し進んでは戻ってを繰り返すスタートでした。そんな歩き方が自分の今の生き方を表しているようでドキッとする感じと、自分の足跡をたどればちゃんと帰れるんだという実感もあり、自分の来た道をもっと信じて進んで大丈夫かもしれないという気持ちも同時に湧いてくる体験でした。 森に入った後の対話の時間からも大きな気づきをいただきました。森を突き進んでいくと、最初のスタートからは想像していなかった素敵な場所が見つかることと同じように、今自分のすぐ近く、自分の目の前には、自分が成し遂げたい姿やゴールは見えないかもしれないけれど、自分が進んだ先に絶対にあるはずだと信じ歩んでいけば、きっと森を歩いた時と同じように素敵な出会いや何かが待っているはずという想いになっていきました。

・森の中で、雪が太陽に照らされて溶けていくのを見て、私の心も溶かして欲しいという思いが出てきました。太陽が自分を照らしているなか、心に出てきた感情を素直に声に出してみると、自ずと気持ちが昇華されていきました。感情を無視せずに言葉にしてちゃんと消化していくことの大切さを感じました。誰かに何かを教えて貰うのではなく、 ただ自然や人との関わりのなかで、心の中に出てきたものを、 自分の問いと重ね合わせながら、ヒントや答えを見つけていける時間と空間をいただくことができました。