
こんにちは、はぐくむの小嶋英郎です。下の名前がひでろうなので、みんなからひでろうと呼ばれています!
現在はぐくむでは、TOWN DESIGN事業の中で、コミュニティカフェ「はぐくむ湖畔」の運営リーダー、タウンインターンの担当、LIFE WORK FESTIVALの担当、これからはじまるはぐくむファーム(仮)の担当などをしています。また、SELF DESIGN事業の中のライフデザインスクール(以下LDS)の運営のお手伝いもしています。
そんな僕とはぐくむとの物語、出会いなどをほんのダイジェストではありますが、綴っていきたいと思います。1年前に入社時に書いた、1万5千字越えの文章もあるので、興味のある方はこちらもお読みください。
▽社会人になるにあたって。これまでとこれからのまとめ
「今を生きる」そんな言葉をくれたLIFE DESIGN SCHOOL – はぐくむとの最初の出会い
僕とはぐくむとの出会いは2回あったといっても違いはないかもしれません。
1度目の出会いは、大学3年の夏。ベトナムで開催されていたビジネスインターンシップに参加したことがきっかけでした。担当ファシリテーターのひとりが、はぐくむのぐっち。プログラムの最後にコメントを求めたところ、「おまえはだせえよ」と、衝撃発言。ぐっちさん曰く、当時の僕は相当世の中をなめくさっていたみたい。ちなみに、他のファシリテーターの方からも「情熱ポイントがわからない」「必死さ、泥臭さがない」などという言葉も頂いていました。
これらの言葉は僕の中にダイレクトに残っていました。それは、少なからず「ダサい」自分に気づいていたからだと思います。確かに、当時の僕はインターンシップに参加したり、仲間内でビジネスをつくったりしていましたが、ただそれだけでした。他の同年代とはちがったことを行っているとかはあったと思いますが、ただそれだけ。
「自分が本当になにをしていきたいのか」
「自分はどういう人間なのか」
「自分が情熱を持って取り組んでいけることはなんなのか」
これっぽっちも分かっていませんでした。そんな自分が、LDSに通い、
「今までの自分は他人との比較の中でずっと生きてきた」こと。
それゆえに、「自分の人生ではなく、他人の人生を生きてきた」こと。
これからは、「自分の人生を生きていきたい」と願い、
すぐには「本当にやっていきたいこと」はわからないけど、
その都度その都度やりたいことをやっていく「今を生きる」ことを通じて「本当に自分がやっていきたいこともわかってくるはずだ」。
だから、「今を生きていこう」。
そう決めました。

ライフデザインスクール卒業後は、コーチングスクールに通いつつ、LDSの運営としてもはぐくむに関わらせてもらうようになりました。「今を生きる」と決め、はぐくむとも関わりながら生活を送る中で、自分の中に「海外で長い期間暮らしたい」という思いがあることに気づき、大学4年の後期から休学し留学することを決めました。当初のプランでは、まず半年間アメリカに語学留学に行き、その後はオーストラリアやニュージーランドで長期間ワーホリするか、デンマークのフォルケホイスコーレにでも行こうかなと考えてました。なので、2-3年は日本には帰らないつもりでした。そんなこんなで、2019年8月頃にはぐくむのインターンというお仕事にさよならしました。
まちづくりをしたい – はぐくむとの2度目の出会い
海外の生活にも慣れ始めていたころ、世の中はコロナのパンデミック騒動に。僕も多分に漏れずその影響をもろにくらい、2020年3月末に帰国せざるを得なくなりました。はて、困ったなと。これからどうしていこうかな。考えていました。その当時から、おぼろげにではありますが、これから携わりたい仕事の輪郭が見え始めていました。
それは、
「まちづくりをしていきたい」
ということ。
それも、単なる建物をつくって終わりの「ハードなまちづくり」でもなく、しくみやコミュニティなどをつくって終わりの「ソフトなまちづくり」でもなく。その両輪を兼ね備えたまちづくりをしていきたい。そうではないと、十分なまちづくりはできないと考えていました。そんなことを考えながら、久々にたけさんのお話を聞く機会がありました。
そこで、
「はぐくむはこれから本格的にまちづくりをしていく」
ということを聞きました。
カフェをつくり、シェアハウスの数も増やし、地域通貨も導入し、、そのとき、「これだ、ここだ!」と感じました。自分がやっていきたいまちづくりを、はぐくむの中で出来そうだ、と。はぐくむの中で、「ソフトとハード両面のまちづくりをしていきたい」それが、一旦はぐくむを離れ、戻ってきた僕がはぐくむを選んだ理由です。
そこからインターン期間を経て、2021年10月に入社しました。「コロナがなければ今頃はまだ海外にいたかもしれない」はぐくむとの出会いを振り返ると、そんなことがよく頭に浮かんできます。その都度、ご縁だなと感じています。何かのご縁ではぐくむと再び出会い、はぐくむの描くことと自分がやっていきたいことの重なりがあり、そこに関わらせてもらっている。色んな点と点がつながり合ってここまできたんだと思うと、素敵なご縁に恵まれたなとつくづく感じます。
ここの詳しい経緯や想いに関しても、1年前の自分がnoteに綴っているので、読みたい方は読んでみてください。
▽社会人になるにあたって。これまでとこれからのまとめ
みんなで楽しくイキイキと、つながり合いながら生きていけるまちをつくっていきたい
最後に、これから僕がやっていきたいことを改めて言葉にしていきたいと思います。帰国後のインターン開始の時期から、1年前の入社、そして今までを経て、今この時点でこれからやっていきたいこととして、大きく変わらないものは、
「まちづくりをしていきたい」
これがあります。
どんなまちづくりをしていきたいのか?
それは、
「ソフトとハードを兼ね備えたまちづくり」
であり、
そのまちに関わるひとりひとりが、イキイキとその人らしくその人の人生を生きていて、そんな人たち同士が色々な方向でつながり、その人らしさが、イキイキしているものが循環し合って、まち全体としてとイキイキと輝いている、そんなまち。言い換えるならば、
「みんなで楽しくイキイキと、つながり合いながら生きていけるまち」
をつくっていきたい。
ひとりひとりが、自分らしくイキイキと生きていくためのお手伝いとして、SELF DESIGN事業があります。LDSやコーチングなどを通じて、その人がその人らしく生きていくサポートをしていきます。自分らしくイキイキと生きていくことができるようになった人たちが、その人同士でつながり合い、共に生きていけるしくみや場、そしてまちをつくっていくのがTOWN DESIGN事業だと思います。
僕は、そのTOWN DESIGN事業により関わっていきたい。はぐくむ湖畔を地域の人、そしてはぐくむのコミュニティの人々、それぞれがつながり合う場として発展させる。コミュニティディナーやたねラボなどを通じて、それぞれの「やってみたいこと」や「興味関心あること」が表現・共有され、関わるみんなから応援されて育っていく。そして、はぐくむハウスや農園を基に、はぐくむタウンの暮らしをより豊かにしていく。現実的な暮らしの部分や日常的な人との関わり合いがより豊かなものになっていく。その中で地域通貨やライフワークフェスティバル、uiなどを通じて様々なしくみや経済圏が機能していく。そして、まだ見ぬ新たな場やしくみが生まれていき、まちが広がっていく。そのどれもが有機的につながっていき、「みんなで楽しくイキイキと、つながり合いながら生きていけるまち」を形作っていきたい。そして、僕自身もそんなまちで楽しく生きていきたい。
ただの文化やコミュニティ、経済のしくみといったソフトな部分だけでなく、そこに暮らしの場である居住空間や飲食空間といったさまざまなハードが混ざり合うことによって、はじめて本当の意味でのまちづくり、そしてそのさきにある社会づくりをしていけるんじゃないか。
現状はまだまだなところもたくさんありますが、そんなことを考えながら、はぐくむでお仕事させてもらっています。

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小嶋英郎
1998年3月、東京生まれ。都立日比谷高校卒業後、早稲田大政治経済学部入学。休学しペンシルベニア州立大学へ留学後、2021年9月大学卒業。2021年10月株式会社はぐくむ入社。TOWN DESIGN事業部にて従事。